中国の旧正月を間近に控え、多くの中国人が新たな趣味として園芸家を選ぶ人が増えている。中国の大手ECプラットフォームPinduoduo(PDD)はすぐにこの流れに飛びつき、2021年の初めに中国の総合農業サービス大手のStanley Agricultureと提携しました。
パンデミック・ロックダウンの影響で、多くの中国の家庭は園芸への関心を高まり、時間を費やし始めています。2020年には、電動芝刈り機、庭水ポンプ、植木箱などが人気アイテムとなっている「Pinduoduo」の園芸カテゴリー全体の販売量は前年比150%以上の伸びを達成している。
Stanley Agricultureは1月、中国の中小・零細製造業企業を支援することを目的としたPDDの「ニューブランド・イニシアチブ」に参加しました。これまでに、PDDは2018年からのイニシアチブプログラムで1,500社以上の企業と協力してきました。
「園芸用肥料の需要は分散したチャネルから来るので、オフラインでの販売をサポートするメインチャネルとしてのECプラットフォームが必要です。Pinduoduoのユーザー属性は私たちにぴったりです」と、Stanley AgricultureのゼネラルマネージャーであるZuo Jinliang氏は述べています。
30年近くの経験を持つStanleyは、業界最大の農業肥料会社の一つです。同社の財務報告書によると、スタンレーは2020年の第1四半期から第3四半期までの間に、約47億元(約767億円)の収益を達成しています。
多くの欧米諸国の家庭菜園の傾向とは異なり、中国の消費者は果物や野菜を植えることに興味を持っています。青果用肥料はStanleyにとって潜在的な市場です。そのため、Stanleyは初期のECのトライアルで、菜園用の特別な配合肥料を主要なプロモーション商品としてアピールしました。これまでのところ、Stanleyの販売量が急速に増加しているため、この戦略は成功していることが証明されています。
ガーデニングが世界中の人々の新たな趣味となっています。ニューヨーカー紙の記事によると、ガーデニングのセラピー効果からパンデミックの中で園芸用品が急増したといいます。ロックダウンの前の週には、ガーデニング用品の売り上げが2019年から35%増加したとそうです。
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