【日本人が知らない日本文化ブームが】タオバオが中国の2020年10大トレンド商品を発表

タオバオは、2020年のオンラインショッピングサイトの10大トレンド商品を発表しました。その内容が日本人には衝撃的で、下記のような10商品になります。

  1. マスク
  2. 泡立て器
  3. ヘルメット
  4. ジャージ
  5. JK制服
  6. 訪問型猫シッティングサービス
  7. カップラーメン
  8. 5Gスマホ
  9. ウルトラマン
  10. ブラインドボックス

グローバルトレンドで納得感があるものや、中国独自のトレンドもありますが、日本文化の影響が色濃く出ていてちょっとビックリするような内容です。

中国・2020年の10大トレンド商品

パッと見ではしっくり来ない部分もあると思うので、細かく見ていきましょう。

1. 「マスク」は順当というよりも、世界で一番のトレンド商品であったことは間違い無いでしょう。タオバオのデータによると、”マスク “は今年タオバオで75億回検索されました。

2. 「泡立て器」は1億回近く検索されました。これはコロナ禍で、宅食が進んだ影響だと考えられます。

3. 「ヘルメット」の需要増の背景には、中国公安部の交通管理局によるバイク乗車時のヘルメット着用推進運動、及び一部地域での義務化が影響しています。(参考:AFP「マスクの次はヘルメットでひともうけ? 新規定で価格5倍に高騰 中国」

4. 背番号24の「ジャージ」の売上は昨年比6.8倍に増加しました。背番号24は、今年事故死した元NBAスターのコービー・ブライアントの背番号でした。バスケ、NBAが日本よりも人気のある中国では衝撃がより大きかったようです。

5. 「JK制服」は第2四半期売上は255%増。検索回数は5億4000万回でした。JKは日本人なら分かる通り、“女子高生”です。日本の二次元文化に深く影響を受けた90年代以降と00年代以降の中国の若者に、国内のさまざまな映画やテレビのドラマやバラエティショーの微妙な影響と相まって女子高生の制服が人気になっています。カルチャー的なシンボルの存在になっており、制服の価格はかなり高いです。

6. 「訪問型猫シッティングサービス」の売上高は前年比220倍に増。中国のペット市場は、若い世代を中心にここ数年で急成長しています。(参考:AFP「中国のペットは1億匹! 市場は日本の倍の3兆円」

7. 「カップラーメン」の売上は前年比2倍になりました。広西チワン族自治区柳州市の郷土料理がインスタントラーメンになった「螺蛳粉」がヒット商品となり、4億4000万回検索されています。

8. 「5G」というキーワードは2億9000万回検索され、「5Gスマホ」の売上を牽引しました。日本よりもひと足早く普及が始まっている中国では購入者も多かったようです。

9. 「ウルトラマン」は2億回以上の検索されました。実はウルトラマンは中国やアメリカでも大ブームになっています。(参考:日刊SPA「新生ウルトラマンは中国で1億回再生。世界を熱狂させる日本のヒーローたち」)

10. 「ブラインドボックス 」は3億回以上検索されました。ブラインドボックスのコンセプトは日本の“ガチャガチャ”から来ており、特別なプロモーションとマーケティングにより、ブラインドボックスのレアアイテムは元の価格が数十元(数百円)ですが、数千元(数万円)で転売されています。

「JK」「ウルトラマン」「ガチャガチャ」なんかは日本文化の影響が強くてビックリですね。

その他の印象的な数字

また、タオバオの公式アカウントによると、パンデミックの期間中、

  • タオバオで3日間で150万キロの売れ残りの果物や野菜を購入された
  • 18億人がタオバオライブを利用して世界中のバーチャルツアーに参加
  • 映画館が再開されてから1秒で1万枚の映画チケットが売れた
  • 9日間で1億3000万個の湖北ザリガニが人々は支援で購入された

などの出来事が起こったとしています。

また、タオバオ内でのキーワードの検索回数を見ると、

  • 「訪問型猫シッティングサービス」:28万回
  • 「粉ミルク」:4億5000万回
  • 「国内美容メイク」:360万回
  • 「プラスサイズ女性服」:5億8000万回
  • 「ロリータスカート」:1億3000万回
  • 「韓国ファッション」:16億回

などが印象に残る数字でした。

Weiboより

Source : (1)

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